星
ライダーウェイト版タロット(星) Arthur Edward Waite(アーサー・エドワード・ウェイト)とPamela Colman Smith(パメラ・コールマン・スミス)による。

基本的な意味

希望、夢、予感、兆候、明晰、憧れ、直感

崩壊の後には希望が表れます。このカードが表すのは文字通り希望に輝く星です。

星がこれだけ明るく輝いているからには、時は深夜なのでしょうけれど、空はそれほど暗くなく、星明かりが世界を照らしているようです。

中央でひときわ明るく光る星とそれを取り巻く七つの星の下で、美しい女性が大地に水を注いでいます。水は泉を作り、川となって流れ、世界を潤します。

正位置での意味

総合

星は、希望を象徴するカードです。

塔が崩壊した後、何もなくなった夜空に輝く希望の光です。新しい日が昇るまで、新しい夜明けがやってくるまでの、未来を照らす光なのです。
理想の未来をイメージしながら新しいことをはじめることが、成功につながるでしょう。楽観的でいることは大切ですが、理想にふさわしい行動をとることも重要です。

恋愛

煌めくような恋があなたを待っているでしょう。

もし今恋をしていなくても、夜空に輝く星のように、あなたの心にときめきが訪れるはずです。輝きを失っていた愛も、冬の夜空に光る星のように、あなたの人生を再び照らしてくれるかもしれません。

仕事

未来に希望が持てるような、明るい時期がやってきたのではないでしょうか。

職場の将来を照らすような人材として抜擢されたり、夢が叶うような大きな仕事を任されたりする機会があるかもしれません。

希望を胸に、星のように輝いてみましょう。

逆位置での意味

総合

星が逆位置で現れた場合、問題を解決するために希望に頼りすぎているかもしれません。希望を持つことは大切ですが、それだけでは問題は解決しないのです。現実的に行動することが必要です。
あるいは逆に、本当は休まなければいけないのに、肉体的または感情的な問題を癒すために無理をしすぎているのかもしれません。

理想と現実をよく見て、過剰な期待をしすぎないようにすることです。

恋愛

逆位置でも、星のカードは希望の象徴です。

もし、今の状況があまり良くないように思えるなら、小さく輝いている希望を見逃してしまっているのかもしれません。

不満が大きくなりすぎて、星の輝きが見えなくなってしまってはいませんか?

仕事

仕事においても、星のカードは逆位置でも悪い意味ではありません。

ちょっとした問題から、本当は輝いているものが見えなくなり、軋轢が起こってしまうこともあります。 問題にばかり集中せず、視線を上げてみると、夜空に輝く星のような希望が目に入ってくるかもしれません。

解説はあくまでも一例です。カードはそこに表現された絵で、私たち一人一人に向けて、その時に必要なメッセージを送ってくれています。そのメッセージを、あなたの心で受け取ってみてください。