隠者(正位置)
ライダーウェイト版タロット(隠者) Arthur Edward Waite(アーサー・エドワード・ウェイト)とPamela Colman Smith(パメラ・コールマン・スミス)による。

基本的な意味

叡智、探求、内省、老成、熟考、隠遁、孤独

雪山の頂上で、一人の隠者が手にしたランタンで下界を照らしています。

誰にもたどり着けなかった境地にたどり着いた代わりに、彼は孤独です。深い知恵を持ち、長い時間をかけて探求してたどり着いた山頂には、彼一人が立つことがやっとです。それでも彼は、その場所に立ち、足下の世界を照らしています。自らの得た知の力で世界を照らしているのです。

正位置での意味

総合

隠者は、内省と瞑想を通して、自分自身と世界のことを学んできた賢者です。そして孤独な老人でもあります。

このカードはあなたに、内省の時間が必要であることを示しています。
少しの間、一人で深く静かに考えることで、あなたの頭と心を整理してみましょう。仕事や社交活動で蓄積された精神的な疲労を回復し、世界に立ち向かうための知恵を得ることができるのではないでしょうか。

恋愛

自分を深く見つめ直すべき時です。

自分が恋愛に求めることや今の状況について、時間をかけてよく考えて、答えを出すことが必要なのではないでしょうか。

あるいは、年長者の知恵を借りることで、状況を改善することができるのかもしれません。

仕事

自分の将来や仕事に求めることを内省し、じっくりと計画を立てる時が来ています。

目先の金銭的な成功よりも、長期にわたるキャリア戦略を考えることで、仕事の成功を導くことができるかもしれません。

導き手となる上司や尊敬できる相談相手の助けを得ることで、問題が解決する可能性もあります。

逆位置での意味

総合

「引きこもる時間」も人生には必要です。孤独は悪いことばかりではありません。
訳もなく苛立ち、焦燥にかられて、家族や友人さえも煩わしくて、一人で心を癒やしたくなる時もあって当然です。
永遠に人間関係を避け続けることはできませんが、少しの間、そこから離れて自分を立て直すことはできます。

逆に、長い間人との関わりを避けてきたのなら、そろそろ社会的な繋がりを求める時期が来たのかもしれません。

恋愛

自分の殻に籠もってしまい、相手も周りも見えなくなっているのではありませんか?

内省は大切ですが、時には外に出て、自分の心の中にある世界ではなく、実際の世界や人に接することも必要です。

あるいは、孤独で出会いのない環境にいることに心が疲れているのかもしれません。無理をせず、ゆっくりと山から人里へ下りてみましょう。

仕事

金銭面や現実的なキャリアに重きを置けなくなっているのではありませんか?

もしくは、仕事について探求しすぎて、周りと強調できず、孤独に陥ってしまっているのかもしれません。 自分が登り詰めた場所から下を見下ろすだけでなく、同じ目線で周囲を見回してみると、違った景色が見えてくるのではないでしょうか。

解説はあくまでも一例です。カードはそこに表現された絵で、私たち一人一人に向けて、その時に必要なメッセージを送ってくれています。そのメッセージを、あなたの心で受け取ってみてください。